先日は「途中式を我流で書く危険性」について書きました。
気になる方はこちらから。
今回も途中式に関する話なんですが、
実はそもそも「途中式を書かずに答えだけ書く」子も増えています。
「なんで途中式を書かないの?」
「書かなくても答えだせるもん」
みたいな感じで、むしろ途中式を書かない方ができてると思ってしまっているような…
これも非常に危ういと思っていて、
「途中式を書かない→式に慣れない→文章題で式をつくれない」になっているような気がします。
(あくまで私の現場での肌感覚です)
例えば、
「10からxを引いた式は?」と聞くと、答えられない子が多いんです。
でも、「10から1を引いた数は?10から2を引いた数は?」と聞くと、
「9,8」とすらすら答えられます。
そこから「それはどう計算したの?」とたずねると、
「10-1」「10-2」と式が出てきて、
「じゃあそれと同じで10からxを引いた数は?」と聞くと、
迷いながら「・・・10-x?」「正解!」となります。
この一連の流れをするたびに「まだ式に慣れてないのかな」とか、
「式で考える力が必要だな」と。
そこで、式に慣れるために普段からできることは「途中式を書く」です。
途中式を書くことは、ただ計算を丁寧にすることではありません。
途中式は「考えた過程を目に見える形にする練習」です。
途中式を書きなれている子ほど、頭の中で「ことばを式に変換する」ことに慣れています。
だから、文章題も条件を整理して式を立てること自然とできるようになります。
逆に、途中式を書かない子は「式を使って考える」経験が少ないので、
文章題で急に止まってしまうんです。
途中式を書く習慣は「式に慣れる」ことそのものです。
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