
本日は「勉強の楽しさを見つけたとき」について書いていきます。
「この垂線、底辺を二等分しているはずなんだけど、なんでそうなるのかがわからへん…」
中学3年生の数学の授業で、生徒がこんな風に嘆いていました。
答えは合っています。でも、理由が説明出来ない状態。
こんな場面は、勉強していると本当によく出くわします。
もちろん、すぐに解説することもできましたが、
今回は少しヒントを出してみました。
「この三角形の一つの角、60度やろ。で、この辺が6㎝、こっちも6㎝ってことは…?」
生徒
「てことは、この三角形は正三角形だ!正三角形の頂角から底辺に垂線を引いたら、底辺は二等分される!」
そう言って、自分で納得したようにうなずいた。
そして、生徒は「なるほどなぁ。おもしろいな!」と。
まさにこの瞬間です。
「なぜ?」が「そういうことか!」にかわる瞬間。
頭の中でバラバラだった知識が一本の線で繋がるとき、勉強は一気に面白くなります。
勉強がしんどいと感じる理由の一つは、
「わからないまま進んでしまうこと」だと思います。
公式や解き方を覚えるだけでは、どこか作業になってしまいます。
でも、「なぜそうなるのか」を自分の力で理解できたとき、勉強は暗記ではなくなります。
今回の生徒も、ただ答えを知っただけではなく、
「正三角形だから」と言う理由にたどり着いたからです。
この気づきは記憶に残るし、次に似た問題が出たときも使えます。
勉強の楽しさは、最初からそこにあるものではありません。
「わからない」を考え続けて、「わかった」に変わったとき、
あとからじわっと湧いてくるものだと思っています。
その瞬間を一つでも多く経験できたら、勉強に対する見方はきっと変わります。
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