
本日は「いろんな考え方がある」という話をしていきます。
小学1年生の算数の授業でのことです。
ある問題を解いていました。
「画用紙1枚とえんぴつ1本で6円です。画用紙2枚とえんぴつ1本では10円です。画用紙1枚はいくらでしょう。」
(本来はイラストでの問題でしたが、ブログではイラストが描けないので文章にしました)
この問題で私が解説で準備していたのは次のやり方です。
画用紙1枚増えたらお金が4円増えた!
てことは、画用紙1枚は4円だ!
(小1の生徒に教える感じで書いています)
この問題、この生徒は正解していました。
どのように解いたのかを聞いてみると、
「えんぴつ1本を2円と考えたら、画用紙が4円で、ちゃんと4+4+2で10円になるから」と。
なるほどな!と。
えんぴつが2円と仮定して進めたことは、もしかしたらたまたまかもしれませんが、
でも、えんぴつから金額を出す方法は思いつきませんでした。
確かに、この解き方では穴があるかもしれません。
もっとスマートな解き方があるかもしれません。
でも、いいんです。
小1です。
自分で考えたやり方で答えを導き出せたのはすごいことだと思いました。
その子にはいろんな考え方を身につけてもらいたいので、私が用意した解説もしっかり伝えました。
「こんな考え方もあるよ~」と。
その子は「なるほど~、ぼくと違うなぁ」みたいなことを言ってました。
今の時代って、最短距離のやり方を求めたがるじゃないですか。
もちろん、テストや受験とかでは時間制限もあるので、大事なことです。
でも、練習の時はいろんな角度から物事をみるクセをつけていってもいいのではないかと。
そんなことを小学1年生の授業で考えさせられた1日でした。
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