
この前誰かが「勉強は楽しくなるまでに時間がかかる。でも、動画やSNSはすぐに楽しくなる」みたいなことを言ってました。
確かに!と強くうなずいてしまいました。
動画やSNSは、見た瞬間から刺激があります。
考えなくても、努力しなくても、勝手に楽しいんです。
言い換えると「即効性のある楽しさ」でしょうか。
じゃあ、勉強はどないでしょう。
最初はわからないことだらけ。
解けない、覚えられない、つまらない…
正直楽しいとは言いにくい時間が続くことがあります。
でも、待ってください!
ここには大きな違いがあるんです。
勉強は「あとからじわじわ来る」楽しさだということです。
最初は苦手だった問題が、ある日ふっと解けるようになる。
前は何を言っているかわからなかった授業が、「あ、そういうことか」とつながる。
そして、何よりテストで点数として結果が返ってきます。
これらの瞬間の楽しさは、動画を見ているときの楽しさとは全く別物です。
自分の力が増えた実感、自分が成長したという手ごたえがある。
だからこそ、長く続くし、あとで振り返ったときに「やってよかった」と思えます。
まさにスポーツや習い事などの練習と同じですね。
子どもたちには「勉強は最初は楽しくなくてもそれが普通」と思ってもらいたい。
今の時代、自分で楽しい情報だけ選ぶことができるので、楽しくないことが苦痛かもしれない。
でも、「楽しくないから勉強には向いてない」ではありません。
楽しくなる前の「準備期間」を乗り越えると、勉強の面白さに出会えます。
動画やSNSは、すぐ楽しい。
勉強は、あとから楽しい。
どちらがいい悪いではなく、「楽しさの種類が違う」んです。
そう思うと勉強に向かう気持ちが少し楽になりませんか?
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