
先日、「数学がめちゃくちゃ苦手だ!」と言っている中学生の授業をしました。
模試の偏差値は30ほど。
問題を見るだけで「やりたくない…」と顔に出すタイプです。
気になって「いつから苦手になったの?」と聞くと、「小6ぐらいかな」と。
中学に入ってからは苦手意識が先行し、授業もまともに聞いていなかったとのこと。
でも、実際に指導してみると、びっくり!
「乗法公式はこうやで」「因数分解ってこういう考え方やで」「√はこういう意味なんやで」と伝えると、
理解がめちゃくちゃ早い!
基礎問題を解かしても正答率が高く、「ほんまに苦手なん?」と思うほどなんです。
これって「わからない」ではなくて、「学校の授業を聞いてない」だけなのではないかと。
学校の授業を聞いていないので、そもそも「わかるきっかけがなかった」という方が正しいのではないかと。
おそらく、小学生のときに少しつまづいたまま中学に上がってしまって、
中学の初めは授業を聞いていたけど徐々に学校の授業が理解できなくなって、
どんどん自信を失っていったんだと思います。
で、一度「自分は苦手だ」と思い込むと、人は不思議とその教科を避けるようになるんですね。
テスト勉強でも好きな教科ばかりやってしまうみたいな。
授業を聞かなくなって、余計にわからなくなって、さらに苦手意識が強まって…
という悪循環になっていたんだと。
その悪循環に終止符を打つべく託されたのが、T’sLabです。
今回の授業で改めて思ったのは、
「学校の授業をちゃんと聞けるようにしてあげる」こそが、塾の大事な役割だと。
学校の授業を聞けるようになれば、誰だってできるようになると信じています。
苦手意識ってこわいけど、同時に「あれ?意外とできるじゃん!」と実感できるチャンスでもあるんだなとも思いました。
個別指導塾
T’sLab
つかもと研究所・おおわだ研究所