
昨日も運動会の話を書きましたが、
書きながら前の塾で働いていたときのエピソードを思い出したので、
本日はそれについて書いていきたいと思います。
以前勤めていた塾で生徒の運動会を見に行ったことがあるんです。
(もちろん、了承を得てです)
その子は塾ではどちらかというとおとなしく、
あまり自分から話すタイプではありませんでした。
ところが、校庭で見かけたその子は、友達と笑い合い、
全力で声を出して、クラスを盛り上げていました。
「マジで!!」と本気で驚きました。
でもその瞬間、改めて気づいたことがあります。
塾で見ている姿は、子どもたちの「ほんの一部」なんだということ。
勉強中に静かにしているからといって内向的とは限らないし、
発言が少ないからといって意欲がわかないわけでもない。
それぞれ違う場所で、「自分らしさ」をしっかり発揮しているんだなと。
友だちとの関わりが上手な子、場を明るくする子、
コツコツ努力できる子もいます。
それぞれ違う形で「力」を持っていて、私たち大人はその力を見つけ、
伸ばしてあげることが大切なんだと思います。
実際、それ以来塾でその子と接するときも、
「運動会の時のように実は熱く燃えているかもしれない」と思えるようになりました。
そうなると、声のかけ方や接し方が自然と変わってくるんです。
T’sLabは勉強を教える場所であると同時に、
子どもたちの「いろんな顔」を見つける場所。
これからも、教室の中だけでは見えないその子の力を信じて、関わっていきます。
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