ここしばらくは「途中式」について書いてきました。
せっかくなので今回は「途中式を自分で身につけるにはどうすればいいのか」を書いていきます。
今回はそのコツを3つ紹介します。
1、「あとから見てわかるか」でチェックする
計算が終わった後、少し時間をおいてから自分のノートを見返してみましょう。
そのときに「自分が何をやったのか」が一目でわかるからOK。
もし「これ何やったっけ?」と思うなら、
式がつながっていない証拠です。
途中式は「未来の自分へのメモ」です。
そのときの自分しか読めない式は、考え方が整理できていないサインです。
2,「=」の使い方を意識する
意外と多いのが、「=」を行の途中で何回も使うパターン。
これを続けてしまうと、どの式がどれにつながっているのかわからなくなってしまいます。
「1行に=は1つ」と決めて書くだけで、式の流れが格段とわかりやすくなります。
3,「=」の意味を考える
「=」は「同じ」という意味です。
=で繋がっていく式はすべてがとにかく一緒という意味です。
3+5ー2
=8-2
=6
(3+5-2)と(8-2)と(6)は同じです。
これを
3+5-2
=3+5
=8ー2
=6
とすると間違っています。
細かいと思うかもしれませんが、
思考を整理していく途中式ではこれをクリアにするだけでも変わってきます。
4,「言葉で説明できるか」を試してみる
計算が終わった後、「何をしたか」を越えに出して説明してみましょう。
言葉で説明できれば、式の構造を理解できています。
途中式を整える練習は、ただの「ノートの書き方」ではなく、
「考えを整えるトレーニング」です。
正しく書けるようになると、ミスが減るだけでなく、
問題を読む力や考える力が一段上がります。
「途中式を見返す自分」を作ることが、
勉強の質を大きく変える第一歩です。
ぜひだまされたと思ってやってみてください。
何事もやってみることが大事です。
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