「スポーツで生きていくから勉強をしなくていい」は正しいのか。 | 駅チカで通いやすく、カフェのように落ち着いた空間で伸び伸びと学習できる西淀川区の個別指導塾です。

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「スポーツで生きていくから勉強をしなくていい」は正しいのか。

今回は以前働いていた大手個別指導塾の室長時代に出会ったある生徒の話をします。

 

この生徒と出会ったのは生徒が中学3年生の時です。

 

学校では野球部のキャプテンを務めており、地元では野球がうまいとある程度有名だった生徒です。

将来の夢はプロ野球選手でした。

 

高校の進路を決めるときに本人は兵庫県にある私立高校を志望しました。

その高校は野球部が強いことで有名で甲子園にも何度も出たことのある強豪校です。

 

その野球部は推薦みたいなものもあったのですが、

その推薦には引っかからなかったので、受験をして合格を勝ち取って野球部に入ることにしました。

(推薦以外でも入部は可能でした)

 

受験前は野球も勉強も気合が入っていました。

そして、見事合格を勝ち取り野球部に入部しました。

 

高校に合格しても塾は通い続けていました。

そんなある日、その生徒が泣きながら教室に来たのです。

 

なんと野球部を2日間で退部したのです。

 

話を聞くとこうでした。

 

野球部入部初日にランニングなどの基礎練習があり、

その生徒の練習の姿を見て監督から「お前は才能がないからやめろ」と言われたそうです。

 

本人は「嫌です」と2日目の部活に行ったのですが、

やはり監督から「やめろ」と言われ泣く泣く退部せざる終えなかったのです。

 

追いかけていた夢をあきらめた瞬間でした。

しかも、強制的に。

 

よく「プロスポーツ選手になるから勉強しなくていいねん」とか、

「夢があるから関係ない勉強はしなくていいねん」とかいう生徒がいます。

(最近はコーチや監督も成績はこれぐらい取っとかないと推薦しないぞみたいに言ってるようですが)

 

この時に私は必ず勉強はしなさいと伝えます。

夢を追い続けることはいいことですし、その夢がかなうように全力で応援しますが、この先何がおきるかわかりません。

ケガをしてプロの道をあきらめないといけなかったり、何か外的要因や物理的な理由でどうしても夢を追いかけられなくなったりと。

先ほどの生徒のように、続けたくてもどうしてもできなくなる時もあり得ます。

 

そのときに中学生高校生の子どもたちに何が残っているのか。

どんな夢を追いかけるにも、今学校で習っている勉強は知識の財産です。

 

勉強は夢に関係なくても必要です。

災害時のために備える非常用の防災セットみたいなものじゃないでしょうか。

頑張って勉強していたことでこの先救われることがあるかもしれません。

 

野球部を退部した生徒も気持ちを切り替えて、猛烈に勉強して見事志望大学に合格しました。

そして、学校の先生になるという新たな夢に向かってがんばって見事先生になりました。

 

毎日切磋琢磨しながら頑張っているようです。

 

みんな、夢があってもなくてもまずはT'sLabで一緒に勉強しましょう!

 

 

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