
本日は「残り1分半でもできることがある」というテーマで書いていきます。
先日の授業のことです。
授業の終わり近くで、予定していた単元が終わり演習もキリのいいところまでできていました。
時計を見ると残り1分半。
生徒は「もう終わりでいいではないか」という表情です。
私「まだあと1分半あるからこの次のページの漢字の問題をやろう」
生徒は「えっ?マジで!ここにきてまだやるの!?」みたいな驚きの顔をしながらも鉛筆を取りました。
私は一度集中力が切れてしまったので、数問解けたらいいかなと思っていたのですが、
本人を見ていると全く集中力が途切れることはなく、15問ぐらいも解けたのです。
「え、1分半でこんなにできるんだ」と本人もびっくり。
私「そうやねん。意外とできるでしょ!」
この瞬間、生徒にとって「時間の使い方」の感覚が少し変わったように思いました。
確かに、次に進んでも「中途半端」だからやめておこうという気持ちわかります。
勉強に限らずに日常でもよくあります。
(キリよく終わる方が気持ちがいいというか、やめる理由になるというか)
でも、ほんの数分でも手を動かしてみると、意外とできることが多いんです。
そして、その積み重ねが「できる時間を増やす力」になるんですよね。
勉強は「やる気が出たらやろう」とか「時間ができたらやろう」じゃなくてもいいんです。
数分でも、ほんの少しでも、動き出すことが大事なんです。
その積み重ねが、あとで大きな自信に変わります。
「残り数分」ーーーその時間をどう使うかで、結果も意識も変わっていきます。
そんな瞬間をこれからも大事にしていきたいと思っています。
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