今回はある生徒の話をしたいと思います。
この生徒は数学が苦手でこの塾に入る前の1.2年の時まで70点台をうろちょろしている状態でした。
学校の担任の先生が数学担当だったというのもあり、懇談やテスト返却のたびにその先生から、
「君はちょっとひねられたり応用になると解けなくなるなぁ。」と言われていたそうです。
そして、T'sLabに通ってから数学の成績が伸びだして80点台や90点台を取るようになりました。
それから3年生になり冬の懇談で、その先生から、
「数学すごく伸びてきたやん!応用もできるようになってきている。すごい頑張ってるね」と褒められたそうです。
この時から数学に対して、苦手意識がなくなりどんどん難しい問題にも挑戦するようになりました。
保護者面談でその話を初めて聞いた保護者の方もとても喜んでいました。
(あまり普段は話しないそうです)
人は見られ方で伸び方が変わると思っています。
数学が苦手だとか、数学できてないぞと言われると、
自分でもそうなのだなと感じてしまいより苦手になっていきます。
言ってる相手が信頼している人や先生なら余計ですよね。
あの人に言われたからそうなんだという風に…
逆に、数学出来てるやんとかがんばってるとかその考えで大丈夫とか応援されたり認められると
本人もできてるんだと前向きになります。
この意識の変化が行動の変化につながり、結果が変わっていきます。
こう考えると人は言われたところが伸びていくのかもしれません。
こんな話があります。
2組の父子がいます。
2組とも熱くて濃いお茶が好きなお父さんに、息子がぬるくて薄いお茶を入れてあげたとします。
息子が「どうぞ」と渡したあと、
1組目のお父さんは「何だこのぬるいお茶は!お父さんは熱くて濃いお茶が好きなんだ。気が利かないな」と息子を叱りました。
2組目お父さんは「ありがとう。ちょうどお茶が欲しかったんだ。本当に気が利くね」と息子を褒めました。
(お茶を入れてくれた行動をほめた)
すると、次同じ機会があったとき、1組目の子どもはお父さんにお茶を入れなくなってしまうんです。
2組目の子どもは喜んでまたお父さんにお茶を入れます。
(怒られるの嫌ですもんね…)
1組目の子はどんどん気が利かない子になり、2組目の子はどんどん気が利く子になっていくみたいです。
人は見られるところが伸びるんですよね。
子どもの可能性を広げるのは大人次第だと考えています。
T'sLabでは子どもの可能性を広げる指導をこれからも心掛けていきます。
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