本日は「同じものでも教科が違えば見方が変わる」という話をしたいと思います。
例えば、「コップいっぱいの水」があったとします。
実はこれを見たときに、勉強している教科によって見え方が全く変わるんです。
理科を学んでいる子なら「水は何からできているのかな?水ってH2Oだったよな」と考えるかもしれません。
算数を学んでいる子なら「どれくらいの量が入っているのかな?200ml?」と測りたくなるかもしれません。
英語を学んでいる子なら「これは a cup of water って言うんだよ!」と表現を覚えるかもしれません。
さらに、国語が好きな子なら「この水は私の心のように澄んでいる」と比喩表現したり、
水をきっかけに詩や物語を思い出したりすることができます。
社会が好きな子なら「この水はどこから来てるんだろう?何ダム?」と暮らしとつながりを考えるかもしれません。
同じいっぱいの水でも、教科が違えばこんなにいろいろな見方ができるんです。
勉強をするというのは、物事をいろんな角度から見るための「メガネ」を増やしていくことです。
理科のメガネを使えば仕組みがわかり、算数のメガネを使えば数量に気づける。
英語のメガネを通せば世界中の人と共有することができ、国語のメガネでは言葉も世界が広がり、
社会のメガネでは背景や歴史に目を向けられます。
だから、勉強はテストの点数のためだけではありません。
勉強は普段の景色をもっと面白く、もっと豊かにしてくれる道具です。
あなたは「コップの水」をどんなふうに見てみたいですか?
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