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選び方ひとつで勉強の質は変わる

こんにちは!T's Lab おおわだ研究所 室長です。
 
勉強は「これさえできればOK!」という決まった正解があるように見えて、
実は選択肢をどれだけ持っているかがすごく大事になります。
たとえば、同じ問題でも「どこから手をつけるか」「どう解くか」「どのやり方が自分に合っているか」など
選べる力がある人ほど、状況に合わせて柔軟に対応できます。
 
 
そんな“選び方の力”が問われる場面のひとつが、中学2年生で習う「連立方程式」です。
この単元を教えていると、よくこんな声を聞きます。
 
「代入法っていらんくない?加減法で解けるやん」
 
たしかに、ほとんどの問題は加減法だけでも解けます。
代入法は式がごちゃごちゃして見にくくなるし、ミスもしやすいです。
面倒だと感じる子が多いのも、正直よくわかります。
 
でも私はそれでも「代入法もできるようになっておこう」と伝えています。
なぜなら、代入法には“考える力”を育てる意味があるからです。
 
式を書き換えて、別の式に代入して、整理して解く。
この一連の流れには、「式と式のつながりを読み取る力」「先のことを考えて手を動かす力」が必要になります。
ちょっとややこしい方法だからこそ、思考の幅が広がります。
そこが代入法のよさだと私は思っています。
 
 
そもそも、教科書に載っている内容は、「とりあえず覚えとこう」みたいな
軽いノリで決められているわけではありません。
 
数学の天才たちが長い時間をかけて築き上げてきた知識を
子どもたちにどうやって伝えるか、そのために考え抜かれた順番と方法なんです。
 
だからこそ、「いらんくない?」と思える内容にも、ちゃんと意味があります。
一見無駄に見えるものが、実は一番力になることもあるんです。
 
 
「楽な方法」だけを選ぶと、どこかで壁にぶつかることがあります。
逆に、少し遠回りでも“自分の中に考え方を育てる選び方”ができると
応用がきくようになったり、深く理解できたりしていきます。
 
 
連立方程式の解き方ひとつにしても、「自分はどんな選び方をしているか」「どういう力を育てたいか」を考えてみると
今までとはちょっと違った景色が見えてくるかもしれません。
 
 
T’s Labおおわだ研究所では、ただ答えを出すだけではなく
「なぜこのやり方を選ぶのか」まで一緒に考えて進めています。
 
知識だけでなく、“考える力”を育てる学びを大切にしたいと考えています。
 
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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