前回のブログで「息子から学んだこと」を書いたのですが、
実はもう一つありまして…
本日はそれを書いていきたいと思います。
先日、小学一年生の息子とトリックアートが展示されているアート館に行ってきました。
展示されている大きなパネルの前に人が立ち、
写真を撮る人がある地点からパネルの前の人を撮ると、
実際にそのパネルの中にいるように見える錯覚を利用した展示がたくさんありました。
今の技術はすごくて動画バージョンもありました。
パネルを専用のアプリを通して動画を撮ると、絵が動くんです。
恐竜のパネルの動画を撮ると、その恐竜が動いて首を動かして火をふいたりするんです。
そんな施設だったので、いろんな絵の前に息子を立たせて、スマホで動画を撮っていました。
こっちは絵が動くのでテンションが上がっていたのですが、実は息子は楽しそうではなかったのです。
あまり、パネルの前に行きたがりませんでした。
なんでだろうと思って息子に聞いてみると、
「撮ってる方はいろいろ絵が動いたりするから面白いかも知らんけど、こっちは絵の前で立ってるだけやから面白くない」と。
なるほど!!
そういうことだったんですね。
確かに息子は撮影してはしゃいでいる私に向かってピースをしているだけです。
しかも動画だから数十秒。
それはおもしろくないなと。
なるほど、撮っている側と撮られている側に温度差があったんだと。
実はこの出来事で講師と生徒の授業の様子が思い浮かんできました。
「授業で教えている側と聞いている側の温度差を常に感じ取る洞察力や観察力はとても大事だ」と思ったのです。
こちらがうまく解説したと満足していても実は生徒は理解していなかったり、
熱く引っ張っていく姿勢で指導することが、逆に生徒を萎縮させてしまっていたり。
相手がどう感じているかを見極めることはすごく重要だと再認識しました。
改めて子どもたちの些細な変化や言動を見ていきたいと感じました。
余談ですが、そのあと私が絵の前で立って息子が撮影者になり動画を撮ってもらっていたのですが、
しっかりと息子の気持ちがわかりました。
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