本日は「問題の作る側を想像してみる」というテーマで書きたいと思います。
授業でテスト対策をしているときによく生徒たちが言うのが、
「この問題はテストに出るの?」
これに対しては、
「私がテストを作るのではないからわからない。でも、テスト範囲だから出る可能性はある」と答えます。
テスト問題は学校の先生たちが作りますので、当然出るか出ないかはわかりません。
でも、そんなとき生徒に「君が先生ならこの問題は出すの?」という問いを投げかけたりします。
ある中3生の数学の話です。
今回は展開や因数分解がテスト範囲なのですが、
生徒に自分が先生ならどんな問題を作る?と聞いてみました。
生徒「展開の問題では、乗法公式は当然出るけど、(x-2)(x+3)+3(x+2)(x-2) みたいなのを出して、
-(x+2)(x-2) のように符号を変えないといけない問題も俺なら出すかな。」
生徒「乗法公式でも(x+2)(x+3)だけじゃなく、xの前に数字がある(2x+2)(2x+3)みたいなのも出すかな。」
生徒「因数分解はやっぱ共通因数でくくって乗法公式でさらに因数分解するやつとか、置き換えて因数分解するやつは出したいな。」
などなど
わかりやすくするためにめちゃくちゃ説明っぽい感じでセリフを書きましたが、
実際はこんなに堅苦しい感じではありません(笑)
ん~、どうしようとめちゃくちゃ悩んでました。
少し先生たちの大変さがわかったみたいなことも言ってました(笑)
その子は基礎の問題もしっかり出して、ちょっとひねった問題も少し考えたらできるからそんな問題も出したい。
んで、最後はめちゃくちゃ難しい問題(学校のワークにも載ってない問題)も出してやるぜと意気込んでいました。
その考えはあながち間違っていないくて、先生たちもわざと変な問題を出したりしません。
こういう問題は解けるようになっておこう、この問題の考え方はできるようになっててほしい、
この問題のひっかけには注意してほしいなど。
そんなことを考えながらテスト問題は先生たちによって作られていると思います。
今回のテスト皆さんならどんな問題を出しますか?
そんなことを考えながらテスト勉強をすると、少し違ったものが見えてくるかもしれません。
みんなテストがんばって!
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