今回は包み隠さずにまだまだ目指すところまでには届いていない話をしてみたいと思います。
もしかしたら、T’sLabにとってはマイナスな話かもしれません。
でも、きれいごとだけではなく、現場でのリアルな葛藤なども伝えることで、
より一層気持ちを引き締めていこうと思っています。
今回の話は「授業中にウトウトしてしまう生徒への対応」です。
正直、T’sLabに通っている生徒でも少なからず授業中にウトウトしてしまう子はいます。
子どもたちの立場を守るためにいうと毎回ではないですよ。たま~にです。笑
T’sLabはウトウトしてしまうのは、生徒側に問題があるのではなく、
そういう授業をしている塾側に問題があるという考えです。
もっと生徒に合わせた授業をすれば、生徒は眠たくならないだろうと。
その考えから行動し、いろんなパターンなど試行錯誤をしながら授業を改善させていくのですが、
それでうまくいく時もあればいかないときもあります。
誤解を恐れずに言うと、長年この仕事をやってきてこのことに関して思うことは
「どれだけいい授業をしてもウトウトするときはウトウトする」です。
想像してみてください。
朝から重たいカバンを背負って登校して、授業があり、時には体育のような体を動かしたり、イベントに向かっていろいろ準備したり、
また人間関係で楽しんだり、ときに悩んだり、授業が終わると部活があってそこでもいろいろと体力や気力を使います。
大人で言う仕事にいっているのと同じような感じかもしれません。
そして、家に帰ってちょっと気を休めたら塾に行く。
ずっと続けていたら、たまには眠たい日があってもおかしくはないなと。
そんな気がするんですね。
だからと言って無策なわけではありません。
そのウトウトする生徒に対してどう対応していくのか。
今まではウトウトしていた時点は声をかけ続けていました。
確認でき次第「起きてや」とか、「問題読んで」とか、「一緒にやろか」とか。
同性の場合は肩をたたいたりもしていました。
この対応、その時は起きるんですけど少し目を離すとすぐ目をつむるんですね。
で、明らかにこちらの説明が頭に入っていないのがわかります。
しかも、生徒側からすると眠いのにずっと起こされるので、すっきりしない状態が長く続きます。
いわゆるだらだらした状態が授業中続いているような感じです。
そこで、これじゃだめだと思い、対応を変えてみました。
どうしたかというと、「2,3回声かけてそれでもウトウトしてたら、ほったらかしてみた」です。
そうするとどうなったかというと、
「5分ぐらいは眠るが、その後自分から起きだしてやりだす」んです。
しかも、「眠ってしまったという自己嫌悪というか悔いる気持ちが出てきて、そのあとの授業めっちゃ集中する」んです。
ちょっと眠ってスッキリして取り返そうという前向きな気持ちが出てくるんですね。
これ一人じゃないんです。
みんなそうなります。
間違えても、眠り続ける子はいません。
確かに5分は損するかもしれません。
が、起こし続けていた時よりかは、断然に授業の理解度は違います。
今はこのやり方も一つですが、まだまだ改善はあります。
目指すところは「どんなに眠たくてもT’sLabの授業を受ければ目が覚める」です。
これからもT’sLabがどのように考え生徒たちと向き合っているか、これからもブログで発信していきます。
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